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コラム 人と経営

エコロジーと社会的ニーズ No.2

1.ディープエコロジー(Deep Ecology)

ディープエコロジーは、ノルウェーの登山者であり哲学者であったアルネ・ネスが1972年第3回世界未来研究会議において発表した環境思想だ。
人間と他の生命とは同等の価値を持つ。
我々の生命観、哲学、思想自身を問い直すものであった。

今までの生き方・ライフスタイルを改め、地球環境問題を解決しようとする思想や哲学は、現在の社会や経済環境をそのままにしては実現できないと彼らは考えたが、その後、様々な運動が芽生えている。

自然と人間の関係だけではなく、あらゆる生命との関係が重要であり、自分さえ良ければいい、自国の利益が優先される現代の思想はディープエコロジーの観点からは程追いものである。

2.QOL(quality of life)

日本に1970年代に伝えられたQOL(生活の質)は工業化や大量生産でもたらされた公害や地球環境の破壊を目にして、人間的な本当の生き方、豊かさは何かというところから始まった。

医療分野、特に終末医療などで取り上げられるが最近は、健康、住宅など幅広い分野で論じられるようになった。QOLは地球環境ほどの広い概念ではないが、自分の周りの環境とどう関係を構築するかが課題になる。

QOLの実践のためには、本当の豊かさを真剣に考えてみる必要がある。
物質的な豊かさではないことは明白だろう。では、精神的な豊かさを得られればいいのか。
死が直前に迫った時に、あなたはどこで誰と・・・。

3.日本人の哲学、思想は地球環境と共生している

上記二つの概念や運動は日本でも展開されているが、日本には欧米にない価値観、世界観が存在する。例えば、自然観で言えば日本人には、宮崎アニメの「もののけ姫」が描いた森や動物との関わりは違和感がない。

日本には、森、山、川、海、至る所に神が存在する。動物にも魂がある。
日本人の精神世界は自然を敬い、生命を尊ぶ。
正しく、ディープエコロジーの精神が根付いている。

あなたの家から少し足を伸ばして、森に足を踏み入れて欲しい。 近くの川に降り、水をすくい取ってみよう。神の存在を感じるかも知れない。もし、それが感じられないほど環境破壊が進んでいるとしたら、あなたとあなたの先祖に責任がある。

今から100年前、我々の祖先はエコロジーな生活を「生きるため」にしていたことを、あなたの細胞は記憶している。自分の体が発する声に耳を傾けてごらん。叫んでいるかも知れない・・・・。
(Written by 川下行三 05/05/30)
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