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今こそ、リーダーシップが必要だ No.1

column

コラム「人と経営」

今こそ、リーダーシップが必要だ No.1

1.リーダーシップは能力ではなく成果

あなたが尊敬するリーダーはという質問を、企業の管理職に問うと、最近よく出てくる名前は、星野仙一、カルロス・ゴーンの二人だ。星野仙一は万年Bクラスだった阪神を優勝させた実績が大きい。

カルロス・ゴーンもやはり、大きな負債を抱えて瀕死の日産自動車を僅か数年で復活させた功績がものを言っている。正しく、リーダーシップは、能力ではく結果を残した人物に与えられる。

成果を残してこそのリーダーシップだ。そして、両者ともこの変革期に組織の再生をやってのけた。平均的な成績の組織ではなく、痛んだ、やる気のないチームに息吹を与えている。

2.人間性、人格、品性が問われる

リーダーシップの基本は何かと、リーダーシップ研究の第一人者ウォーレン・ベニスは人格そのものだと言う。その中身は自分の長所や短所を知り尽くし、正直で、ひたむきさがあり、謙虚さを備えている。

権力で人を動かそうとする社長やリーダーは、反対に短所を隠し、嘘をついたり、ごまかしたり、横柄な態度で社員と接する。そんなリーダーがまた、周囲に何と多いことかと自省する。

3.厳しいだけではなく、人間への配慮が伴う

リーダーシップを能力や資質で見るのではなく、行動に焦点をあてたPM論はベーシックな理論として経営の教科書に必ず登場する。

リーダーシップを、業績達成などの仕事の側面と人間関係などの部下の側面に仕分けている。良きリーダーは仕事にも厳しく、部下の面倒見も良い。すなわち、両方の側面に気遣った行動がとれる。

仕事には厳しいが部下の話は聞かない、コミュニケーション不足と言ったリーダーの元では組織の一体感は築けない。部下との人間関係は良好だが、業績に関心の無いリーダーでは生産性の向上は望めない。

あなたとあなたの組織はどのタイプのリーダーシップ行動をとっているのか自問して欲しい。
リーダーは人間が大好きで、仕事が大好きなのだ。

(Written by 川下行三 05/07/31)
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