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コラム 人と経営

リーダーに何が求められるか No.2

1.リーダーの器

安部首相の突然の辞意。世界のメディアも一斉に報じた。日本のリーダーは逃亡をはかった。小泉政権から引き継いだ若きリーダーに対する期待は膨らんだが、1年足らずで要職を放棄した。

辞意の本意は何か、マスコミでは様々な原因を書いているが、いずれ明らかになるだろう。首相の重圧、ストレス、脱税疑惑他・・・。責任感が有れば回避出来たであろうと思える。

辞意の後、「首相の器にあらず」と言う厳しい意見が多く聞かれた。1年前、満場一致で自民党総裁に選ばれた安部首相が、自分が選んだ内閣の不祥事の連続で参院選に敗退。人事が万事。

2.首相の行動特性

産業心理学者のデビッド・メリルとロジャー・リードが概念化した「ソーシャルスタイル」と言う行動特性(職場などでとる行動の特徴)分析がある。人間の多くの行動には法則性があり、習慣的で予測可能だと。

「ソーシャルスタイル」は主張と感情開放の2つの軸で分類し、4つのタイプに別ける。安部首相は感情を表に出さない主導型か分析型であろうと推測出来る。立場上、主張はしていたが本来、控えめなところも多い分析型になるだろう。日本人に多いタイプだ。

分析型の特徴は、感情抑制が強く、主張性は弱い。仕事に対して、緻密で慎重、系統的アプローチを行う。行動に移す前に、関連資料を集めよく検討する。一般的に勤勉で客観的、よく自己管理ができている。

3.バックアップスタイル、逃げるが勝ち

「ソーシャルスタイル」の考え方にストレスが過度にかかった時に平常時ではない行動をとる「バックアップスタイル」が有る。これはストレスの度合いによって他のスタイルの行動をとる様になる。

分析型の安部首相は寡黙で大人しく思慮深いタイプであるが、一度圧力がかかると、感情は出さないが主張する頑固な主導型へと、それでも耐えきれない時は感情を露わにする、そして最後は問題から逃げる。

今回の所信表明後の行動はバックアップスタイルの極みであろう。人間は刺激に対して戦うタイプと逃げるタイプの大きく二つに別れる。局面によっては逃げるが勝ちという事もある。本能に対応した安部首相。リーダーは本能押さえ、自身に厳しく社会や組織を生かす決断をすべきだ。
(Written by 川下行三 07/09/19)
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