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元気な組織はここにもある No.1

column

コラム「人と経営」

元気な組織はここにもある No.1

1.内向きになるな

この1~3月期、輸出主導の製造業は大きな打撃を受けた。それに伴って部品加工、素材産業、産業機械を扱う問屋や商社もその影響を逃れることは出来なかった。

売り上げのダウンを経費の削減で乗り切ろうとする姿勢はよく解るが、余りにも内向きになると、社員のモチベーションがダウンする。暗く、暗くなる。

会議、会議の連続で社内の数字をどう議論しようが道筋は見えてこない。
細かい管理書類を増やしても、殆ど効果が無い。管理出来るのは目に見えている部分で、社員の行動を前向きにしない限り生産性は上がらない。

2.官僚社会を見ればわかる

日本の官僚は優秀である。決まり切ったことを、きちんとこなす能力は高い。
平時には機能するが、危機的な状況では対応が出来ない。何故なら、リーダーシップは上意下達。上司のハンコが無ければ進まない。

某専門商社、数百億円の売り上げがある。社内を覗くとスタッフが多い。
名刺に様々な肩書きがあるが、仕事と役割に疑問が残る。意志決定が遅い。
経営状況が悪くなる前に始めれば良かった言ってみても後の祭り。

某零細企業。経営者の決断が右往左往する。朝令暮改ではない。一貫性がない。
社員は振り回される。社内をいじくり回しても何も出てこない。
儲けの全ては社外にある。こんな状況はじめてだ。言い訳が聞こえる。

3.元気な組織はどこにでも存在する

元気な組織は身近にある。不況合唱していない。着実に売り上げを伸ばし利益を上げる。
小売りでも外食でも、製造業でもある。よく周りを見て欲しい。企業の哲学や理念がぶれない。
明るく前向きだ。

元気な挨拶が出来るか。マニュアルでは教えられない。某サービス業の経営者は言い切る。
元気の無い企業は、仕組みを作っても、それを徹底出来ない。社員が自ら動ける理念が乏しいから。

オーナーも社員も楽しく仕事をしている。この仕事が大好きなんです。
やらされ感は全くない。サーバントリーダーシップという言葉をご存知だろうか。
経営者や管理職は社員を支える。社員に奉仕する。

働きやすい環境を作り、彼らに権限を与える。イキイキとした職場が元気な組織をつくる。
周りにそんな組織が1つや2つ有ると確信する。

(Written by 川下行三 09/04/21)
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