1.老舗旅行業社の倒産
昨年6月30日に民事再生法の適用を申請したのが中堅旅行業者のホワイト・ベアファミリー。負債総額は351億円と巨額。2019年度の売上げが200億円を上回っていたが、その1.5倍の負債。
昭和52年に創業、スキーバスツアーでは老舗の「しろくまツアー」を元に様々な旅行企画をつくり、関西ではなじみの旅行業者であった。最近は、インターネット利用の先端を行く会社としも注目を浴びていた。
同社はホテル事業にも参入、グループのホテル事業として全国に27箇所展開、インバウンド客を取り込み急成長。しかし昨年4月に160億円の負債を抱え民事再生の適用を申請。ホテルと旅行最悪の組み合わせになった。