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ワーケーション No.1

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コラム「人と経営」

ワーケーション No.1

1.ワーケーションとは

今、注目を浴びつつある「ワーケーション」。仕事・ワーク(WORK)と休暇・バケーション(VACATION)を組み合わせた造語。

ITを活用することで、リゾート地や地方など、普段の職場とは異なる場所で、働きながらも地域の魅力に触れることができ、時間や場所にとらわれず自由に働くことで、個人の活力を生み出している。

テレワークの普及で企業や個人の働き方が変化している。ワーケーションはその一つと言えよう。休暇を取得しリゾート地や地方等で少し働き、バケーションも楽しむ。

2.ワーケーション事例

日本航空の事例が有名で、ワークスタイル変革推進の一環として数年前から取り組んでいる。数千人の社員を対象に、夏期休暇を取得し旅先で仕事をする働き方を推奨している。

自治体では、和歌山県がワーケーション先として様々な取り組みを実施している。この3年間で千人近くのワーケーション体験者が訪れている。既に大手や中小のIT企業が事務所を構え社員を派遣している。

その中でもS社は常時20数名の社員を受け入れ、テレワークを活用して実務をこなしている。研修制度の一環としても機能させており、現地でのボランティア活動にも参加し、社員の意識改革にも繋げている。

3.オープン化と創造性

ワーケーションをしている人たちが、地域での大きな刺激を受け、尚且つワークスタイルの変化により、より良質なサービスやイノベーションを起こせるようになる。

和歌山の白浜はリゾート地であり、地方空港でありながら羽田からJALが1日3便の運行をしている。そして白浜エリアはどこに移動しても車で30分圏内と言う地理的な条件が整っている。

その白浜の老舗旅館がリニューアルをはかり、ワーケーション用の滞在型施設を展開。メインのホテルには宿泊客以外も交流できる、オープンスペースを用意する。

コロナになり海外への渡航が出来ない中で国内旅行が見直されている。日本各地は風光明媚な地域が沢山存在する。様々なホテルや企業がワーケーションに名乗りを上げている。今後が楽しみだ。

(Written by 川下行三 20/12/11)
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