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コロナと共に生きる No.1

column

コラム「人と経営」

コロナと共に生きる No.1

1.ウイルスの恐怖

2009年1月、日本映画「感染列島」が上映された。その数ヶ月後に新型インフルエンザが蔓延し世界に流行したのを思い出す。「感染列島」のフィナーレでは日本国内4,000万人が感染、死者1,000万人で沈静化。

これは衝撃的な数字であったが、今まさに世界で映画を彷彿させる光景が起こりつつある。未知のウイルスが東南アジアの島から発生し、日本に上陸が映画のリソース、今回の新型コロナは中国武漢であった。

日本の2021年1月末での感染確認数は、38万9975人で死者数は5753人で感染確認数から死亡率を計算すると1.47%になる。世界の感染確認数は1億200万2160人でその内死者数は220万6873人で死亡率は2.16%となる。

2.それでも共に生きる

ワクチンの接種が世界で始まっている。日本でも2月後半から医療従事者、高齢者の順番でスタートする。人口の6~7割がワクチンを摂取し、抗体を持つとコロナ騒ぎも落ち着いてくるだろう。

しかし、これがアフターコロナかと言うと、完全にコロナウイルスが無くなる訳ではなく、ウイズコロナとして共生が始まる。

がん治療でも、がん細胞を徹底的に叩いて、免疫機能を破壊すれば人命を救えない。がんとの共生が生きるテーマになる。新型コロナも人間に住みつき共生するが、抗体が出来免疫が残存する。

3.経済との共生

非常事態宣言の延長がささやかれているが、政府の月例経済報告ではこの1月、「輸出が引き続き弱含むなかで、製造業を中心に弱さが一段と増しているものの、緩やかに回復している。」

12月までは消費も持ち直しつつあったが、1月になって状況が変わってきた。中小企業は財務余力と人的余力が無い。ビジネスモデルを変えないとニューノーマル時代に生き残れない。

感染列島のキャッチコピーは「神に裁かれるのは、人間かウィルスか」人類の知恵がこの感染症を乗り越える。経済も共生の時代が始まる。

(Written by 川下行三 21/01/31)
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