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令和時代を占う No.1

column

コラム「人と経営」

令和時代を占う No.1

1.新しい時代が始まった

令和が始まった。平成の道のりは日本にとっては厳しい時代であった。平成を一言で表すと「激変」。平成の元号にふさわしくない荒波のように変化が訪れた。

ヤフーはスマホ時代の到来に対して、超速ではなく爆速を変化へのスローガンとして掲げ成長を実現した。
さて、令和時代は更なる変化に直面するのか。

例えばシリコン(半導体)サイクルは定期的に訪れるが、そのサイクルを読み切ることは難しい。AIやIoT、自動運転がシリコンサイクルを加速させる。

2.昭和、平成とは違う令和に

日本経済は平成の時代、ジェットコースターに乗るがごとく上下を繰り返した。日本のGDPは増えず、その間にアジア各国の成長はめざましく、特にお隣の中国は日本を抜き去った。

先進国の中で飛躍的な成長を実現した米国は、この30年間でGDPを3倍に伸ばした。日本との違いは何なのか。先進諸国は欧州に多いが小国を除けば、国内消費が自国経済の半分を占める。

昭和は輸出に頼った時代。そして、平成に入っても自動車などの輸出産業やものづくり中心の経済政策に日本経済の上昇は無かった。昭和、平成を引きずっていでは令和を生き抜くことは難しい。

3.令和時代の変化は平成を越える

GAFA(アマゾンやアップル他)などが経済を先導している米国は、産業構造を変えている。トランプ政権はものづくり企業に優遇施策を実施しているが、米国が製造大国に戻ることは無いだろう。

中小企業が多くを占める日本、特に令和を占いたい。先日、某経営団体が中小企業経営者にアンケートを実施した。令和時代の印象を聞くと、良い時代になると回答した経営者が半数だ。

先ほどのアンケートで、34%の経営者は「令和は平成より激変する」、40%は「平成と同じく変化する」と、計74%は変化を予測している。では、その変化への対応はと問うと3/4が未対応だ。

企業は加速を選ぶのか、それとも平穏無事を選ぶのか、令和時代は企業も個人にも大きな試練が訪れるかも知れない。

(Written by 川下行三 19/06/20)
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